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上高地~親不知
2011年9月6日~14日

細貝

9月6日 甲府-松本-上高地-横尾-槍沢-ババ平キャンプ場
5日入山の予定だったが、台風12号の影響を考えて、一日遅らせての入山とした。この日はほぼ遊歩道歩きなので特記することなし。

7日 ババ平-槍ヶ岳-双六小屋-双六岳-三俣蓮華岳-三俣蓮華キャンプ場
朝から快晴。9日間でこの日が一番寒かった気がする。3時半出発でまず、この縦走最初のピークの槍ヶ岳へ。山頂への途中の水たまりには氷が張っていた。風が強く、体感気温は0℃程だったと思う。双六小屋から先の、双六岳・三俣蓮華岳は2年前の縦走では巻いてしまっていたので、今回はしっかり山頂を踏んだ。

8日 三俣蓮華岳キャンプ場-鷲羽岳-水晶岳(小屋よりピストン)-野口五郎岳-三ッ岳-烏帽子小屋
この日も快晴。周囲の山々がよく見えた。一人で歩くと話したりすることなくただ進むしかないので、12時頃烏帽子小屋テン場に着いてしまった。小屋の手前では親不知から歩いてきたという岐阜大山岳部の伊藤さん、西川さんに出会った。同コースでそれぞれのスタート地点を目指しているということで、3人揃っての写真を撮らせてもらい、別れた。明日には下山ということでうらやましい限りだ。自分はあと一週間歩かなくてはならない。明日烏帽子岳に登っている時間はないのでこの日のうちに登っておいた。山頂への登りは予想外に立っていて驚いた。最後のトラバースでは鎖の支点がリングボルト3本で更に驚いた。この日のテン場から水は有料。1L200円を購入。

9日 烏帽子小屋-南沢岳-不動岳-船窪岳-船窪小屋-七倉岳-北葛岳-蓮華岳-針ノ木小屋
山と高原地図のコースタイムによると本日は13時間半行動。2~3時間は短縮できるとは思うが、何があるかわからないので早めに出ることにした。起床は過去最速の1時45分。出発は2時半。これならフルに行動しても4時には着ける。3時過ぎに四十八池を通過する際、道の真ん中にテントが張ってあった。船窪方面から来て、烏帽子小屋までたどり着けなかったのだろうか。こんな時間に一人で歩いている自分が言うのもなんだが、気味の悪い池がたくさんある中でよく寝れるなあと関心しながら歩く。南沢岳山頂でもまだ辺りは暗かった。不動岳への道が見つかりにくく、南沢尾根に入りそうになったりし、しばらくウロウロ。不動岳山頂への登りで雨が降り出した。5時頃山頂に着き、明るくはなるが、天気は悪いし遭難碑はあったりで心細い。「死にませんように」と碑の前でお願いし、船窪を目指す。アップダウン多く、降ったりやんだりする雨は不快だが順調に船窪小屋まで進む。途中船窪テン場下の水場で水を満タンにする。このあたりの道では貴重な水場だ。小屋では、今後の天気を聞くが良くはないようだ。
北葛乗越までは問題なかったが、岐阜大の彼らが教えてくれた通り、蓮華の大下りの登りはきつかった。蓮華岳山頂で二組の雷鳥ファミリーに会えたことだけが救いだった。13時少し前に針ノ木小屋に到着。10時間半程で歩けたようだが、全行程中で最もキツイ一日だった。

10日 針ノ木小屋-針ノ木岳-スバリ岳-赤沢岳-鳴沢岳-岩小屋沢岳-種池山荘-爺ヶ岳-冷池山荘
この日は9時間半行動の予定なのでかなり気が楽だった。南沢岳山頂辺りから快晴になり、劔・立山方面がよく見えた。種池山荘では扇沢から上がってきたらしい人がたくさんいた。デカイザックでむさい自分は既に異質な存在だったが前日ほぼ人に会わなかっただけに賑やかな雰囲気はよかった。爺ヶ岳山頂では親切なご夫妻にみかんやぶどうなどを頂き、狂喜。このご夫妻、鈴木さんという方だったが、下山予定を聞かれたので15日と言うとなんとその日に親不知に迎えに来てくださると言う。連絡先を教えてもらい別れた。この縦走、様々なひとたちの激励を受けて歩いてきたが、人の優しさにふれて歩ける幸せをこの出来事で特に実感した。冷池のテン場は小屋から10分程離れているのでトイレが面倒。水は1L150円で若干安い。
oyashirazu
11日 冷池山荘-鹿島槍ヶ岳-キレット小屋-五竜岳-五竜山荘-大黒岳-唐松岳頂上山荘
この日と翌日は八峰キレット、不帰キレットを通過する日なので、もし雨なら前進は考えようと思っていたが、快晴の一日となった。鹿島槍山頂からは歩いてきた道、これから進む道まで見渡すことができ、感慨深い。八峰キレットはキレット小屋までの下りが少し怖かったが、あとは問題なし。ずんずん気持ちよく進んだ。のんびり歩いているつもりでも昼ごろには唐松のテン場についてしまう。一人だと勝手なペースで歩けるので楽だが、テン場ではヒマだ。ラジオや本で時間をつぶす。唐松岳頂上山荘はトイレ代込でテントは700円。小屋とテン場がここも遠いがトイレは高いだけのことはある。
oyashirazu
12日 唐松岳頂上山荘-天狗ノ頭-鑓ヶ岳-杓子岳-白馬岳頂上宿舎
この日は不帰キレットを通る日だったが、八峰キレットが大したことなかったので特に心配しなかった。予想通り問題はなかった。鞍部辺りで親不知から来たという60歳のおじさんと出会った。退職前の有給消化で来たとかで、焼岳を目指すそうだった。元気な方でまた陰ながら励まされた。テン場には12時前に着いてしまい、7日目にしてビールの誘惑に負けた。持参したウイスキーも空になり、だんだんザックが軽くなる。
oyashirazu
13日 白馬岳頂上宿舎-白馬岳-雪倉岳-朝日岳-黒岩平-サワガニ山-犬ヶ岳-栂海山荘
この日の行動予定は7時間と短く、朝日小屋まで。のんびり5時に出発。白馬から朝日の稜線は楽しみにしていた道だったが、ガスで何も見えず。朝日岳へ直登する道と朝日小屋への巻道との分岐で、また親不知から焼岳を目指す人に会った。前日は黒岩平に泊まったと聞いた。黒岩平は幕営禁止だが、植生を荒らさずに張るスペースはあり、水場もあるとのこと。時間が早かったので自分もそこを目指すことにした。朝日岳からの道は、急いで下り、12時前に黒岩平に着いた。美しい湿地帯で水場も水量豊富な沢なので確かに泊まるには良さそうだったが、更に栂海山荘を目指した。進むにつれて気温と湿度が上がってくるので大汗をかきながら歩き、アオダイショウやヤマカガシにいちいちびっくりしながら山荘まで進んだ。山荘には14時過ぎに着いた。二日で歩く予定の道を一日で来れたので翌日には下山できるということが嬉しかった。

14日 栂海山荘-黄蓮山-下駒岳-白鳥山-坂田峠-尻高山-親不知-糸魚川駅-家
この日の親不知駅発13時15分の電車に乗れば当日中に家に帰れることを調べてあったので、4時に山荘を出た。月明かりはあるが当然暗い。樹林帯はクマとの遭遇が怖かったが、鈴などは持っていかなかったため鼻歌で存在を知らせながら下って行った。下駒岳への登りと金時坂の下り以外は疲れる箇所はなかったが、数メートル歩くたびに顔に張り付く蜘蛛の巣と蚊に閉口した。ほぼ休まずに歩き、8時半過ぎに親不知に到着。ここからまだ一時間駅まで歩かなくてはならない。嫌々ながら歩き始めた時、工事のおじさんが途中まで乗せていってくれると言ってくれた。ありがたく20~30分短縮させてもらった。途中、道の駅で着替えをし、爺ヶ岳で出会った鈴木さんに下山したこととお礼の電話を掛けた。伝えた下山予定より一日早かったので、電車で帰ろうと思っていたが、迎えに来て糸魚川駅まで送ってくれると言ってくれた。一度会っただけなのにお仕事中にも関わらず来てくださり、感謝でいっぱいだった。本当にありがとうございました。無事に予定通りの電車に乗ることができ、当日中に家に帰れた。
oyashirazu
今回の縦走は、何人か声を掛けたものの誰もつかまらず、たまたま一人で歩くことになった。全て自分で判断できるのは楽しく、好き勝手に行動できるという利点もあったが、同時に一人はモチベーションが保てなかったりリスクもあり、仲間がそばにいる大切さも一人で行ったことで認識できた気がする。どんな小さな山でもいいからたまには一人で歩いてみるのもいいと思う。行ったのは一人だけどいろいろな人のおかげで歩けた縦走だった。

山行記録-2011年度 | 17:01:41 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
岐阜大山岳部の伊藤です
お久しぶりです
今年も北アルプス縦走してきました
細貝さんに会ったのは去年のことだけど昨日のことのように憶えています
同じ道を歩いただけに
書いてあることがリアルに思い起こされました
一人は一人でいいですよね
最近一人にはまっています
一年生やらおっそい連中の指導に疲れてるのかも笑
またどこかの山でお会いできたらいいですね

2012-09-21 金 19:11:39 | URL | 伊藤 [編集]
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