10月3日(土)〜4日(日)
メンバー:中山可・井口・橘・細貝
1日目:3:00大学集合=車=5:30沢渡着〜5:50沢渡発=バス=6:20上高地着〜6:36上高地発〜7:40徳沢〜8:40横尾着〜8:51横尾発〜9:37本谷橋〜10:38涸沢ヒュッテ着〜11:25涸沢ヒュッテ発〜13:20穂高岳山荘着
西穂高岳と噂のジャンダルムに行ってみたいと思い、夏休みの締めに行くことにした。朝3:00大学集合。1000円高速で沢渡を目指す。深夜の高速道路のドライブはなかなか楽しい。しかし残念なことに天気予報通り雨が降っている。沢渡からは車では入れないのでここでバスに乗り換える。バスは10分おきくらいに発車している。往復2000円。30分ほどで上高地に到着。雨が少し降っているためザックカバーをつけて出発。ほそっちはレインを忘れたらしい。やばいと思ったが、上着があるので問題なく行けた。横尾まではほぼ平たんな道なのでハイペースで進む。半分ほどのコースタイムで横尾に到着。ここからだんだんと登山道らしくなる。ここからは1年生に交代で先頭を歩いてもらった。山はかなり紅葉していて、涸沢に着くのが楽しみだ。やはり人気のコースらしくなかなか登山者が多い。なだらかな沢沿いの道を進む。雨も気が付いたら上がっていて、暑いくらいだ。

橋を過ぎたところから道もちょっと険しくなる。そしてかなりガすっている。40分ほど歩いたところでほそっちがもうすぐ涸沢に着くと言った。コースタイムをみると橋からは2時間。そんな早くつくわけないよと思っていたがそこから15分ほどで涸沢ヒュッテに到着。とても大きな小屋でたくさん人がいた。最初はガすっていて何も見えなかったが、だんだん晴れてきて、秋のきれいな北アルプスの山々を見ることができた。年賀状にしたいくらいきれいな景色だった。今日の目的地穂高岳山荘が見える。

45分ほど休憩し、穂高岳山荘を目指して出発。雪渓を横切り、カールのがれ場をひたすら登って行く。天気が良いのでなんだか足取りも軽い。しかし早起きしたせいか、歩きながら激しい眠気に襲われて起きていることがきつかった。高度があがるにつれ傾斜は急になり、岩場が増えてきた。2時間弱で山荘に到着。私にとっては1年ぶりだ。まだ1時過ぎにもかかわらず、テン場はかなりいっぱいになっている。ちょうどいい感じのところが空いていたのでテントを張る。今回は5〜6人用のテントなのでかなり広々だ。テント真ん中派が多く、じゃんけんに負けてしまい端になってしまった。雨が降らないことを祈るばかりだ。それにしても歩いている途中からなんだかゴマ油のにおいがする。なんだろうと思っていたら、しゅーくんが持ってきてくれていたゴマ油が漏れてしまっていた。夕食の期間を4時に決めそれまで自由時間にした。昨夜一睡もしていないしゅーくんはお休みタイム、たちことほそっちは涸沢岳へ、中山は明日のコースを確かめたかったので奥穂高岳へ向かった。かなり風が強くて寒い。稜線へ出たところで後ろを振り返ると槍が岳がきれいに見えた。山頂はかなり人がいて狭い。分岐を過ぎると奥穂高岳の山頂と明日行く西穂高への稜線が見えた。思わず圧倒されてしまうほど迫力があった。山頂には10人くらいがたっていて押しくらまんじゅう状態だ。頂上から少し明日のコースをたどってみる。雨が降っていなければ問題なく行けそうな気がした。下山するとみんな戻っていたので夕食の準備をすることにした。ちなみに涸沢岳までは15分ほどで着いたらしい。今日のごはんはやさいたっぷりねぎ塩鍋。締めにはおじやだ。最近は山の1日目はいつも鍋だ。しゅーくんがおじや用に新聞紙にくるんで卵を持ってきてくれた。

かなりの具だくさんで鍋があふれかえっている。暖かくて本当においしい。卵入りおじやもゴマ油が利いていてとてもおいしかった。しかしあまりにも量が多すぎて食べきれず残りはたちこの朝ごはんになった。ほそっちが隣のテントの人とお話してきて、その人は何回か奥穂〜西穂高を縦走していて明日も行くとのこと。私たちは明日、2:30に起きて4:00には出発しようと思っていたが、そんなに早く行かなくても間に合うし、暗いと危ないよアドバイスを下さった。経験者の言葉に従おうということで明日は日が出てから出発することにした。しゅーくんがヘッドランプを持ってきてないと言ったら、ほそっちがヘッドランプの予備を持ってきていた。ヘッドランプの予備なんて素敵過ぎる。この日は十五夜夕日ときれいな月を見ることができた。が寒さと眠気にはかなわずテントに引きこもっていた。前回の合宿でかなり寒かったので今回はかなり寒さ対策をしてきた。そのためか寒くて起きることはなかった。6時には就寝した。
2日目:4:00起床〜5:25出発〜5:55奥穂高岳山頂〜7:14ジャンダルム着〜10:11西穂高山頂着〜12:15西穂高山荘〜14:15上高地着〜15:00上高地発=バス=15:30沢渡着〜16:15沢渡発=車=19:50大学発
4:00に起き、寝袋をしまう。朝食は各自。それぞれおじやや、パンを食べる。朝飲もうと思っていたホットドリンクを持ってくるのを忘れたため、お湯にコンデンスミルクを溶かして飲んだ。ホットミルクみたいで美味しい。支度は整ったがまだ日が出ないのでテントで待機する。5時ごろテントを撤収。今日はかなり風が強い。合宿でテントが飛ばされたみたいにならないように気をつけて撤収する。しかし気がつくと小屋に返却するはずの札がなくなっていた。風に飛ばされたのだろうと思い、あきらめて小屋の人に謝る。小屋のお姉さんはさわやかに大丈夫ですよ、あとで探しておきますと言ってくれた。ヘッドランプもいらないくらいになり、いよいよ出発。風がかなり強く、稜線に出たら大丈夫だろうか、西穂高まで行けるのだろうかとかなり不安になった。水晶岳撤退の切ない記憶がよみがえってくる。しかし水晶ほどひどい風ではなく、調子に乗らなければ大丈夫だ。30分ほどで奥穂高岳に到着。ケルンのふもとにザックを置き、さらりと写真とって出発する。ここからは少し危険なルートになるので、中山とほそっちが前後につき、間に1年生を置き西穂高まで順番を固定していくことにした。大キレットを思い出させるような両側の落ちた細い稜線を進む。

風にあおられるとちょっとドキドキする。そして寒さで鼻水が止まらない。心の中で、風やめーとずっと祈っていた。異様な雰囲気のジャンダルムがそびえたっている。先に登っているパーティーが見える。あそこを通るんだと思うと不思議な気分になった。一歩一歩確実に、自分と石を落とさないように登って行く。

アップダウンがかなり激しい。がくーっとくだったかと思うとまた垂直のような岩をひたすら登る。せっかく登ったのに下る・・せつない。ホールドがしっかりしているので登れないということはないが、浮き石が多く、落石が怖い。途中道が二つに分かれている。左に行くと残置スリングしかなくザイルもない私たちには厳しい。右のルートは普通に行く事が出来た。ひたすら登り、ジャンダルムのふもとに着いた。昨日の隣のテントの人が言った通り、直登ルートと巻き道ルートに分かれている。直登ルートもいけないことはなさそうだが、1年生2人は岩場に慣れていないので巻き道から行く事にする。ほそっちは直登したいというのでほそっちだけは直登でいく。分岐から5分ほどでジャンダルムのてっぺんに到着。

写真を撮ってくれた人がとても親切な人で、槍や奥穂、前穂をバックに何枚も写真を撮ってくれた。寒いので少し休憩して進む。そこから1時間ほどで天狗の頭に到着。私の祈りが通じたのか、風がだんだん弱まってきた。ひたすら登ったり降りたりしながら1時間20分ほどであっさりと西穂高に到着した。ここまでの道のりではほとんど人に合わなかったが、山頂はかなり混んでいた。山荘でとなりだった人がいた。とても素敵な女の人で、ここまでほとんど休憩しないできたとのこと。日比野桂子さんを知ってる?と言われてとてもびっくりした。一緒にクライミングをしていたらしい。本当に不思議な出会いだと驚いたし、なんだか嬉しかった。

ここから先の道のりはかなり人が多く、追い越したりすれ違ったりするのがなかなか大変だった。また1年生に順番に先頭を歩いてもらう。ピラミッドピークや独標を超え西穂高山荘を目指す。しかし途中で20人ほどのツアーの一団につかまってしまい越すこともできず、ぞろぞろとつながって降りる。だんだんと観光客の姿が増えてきた。山荘で少しのんびり休憩。トイレに行ったが北アルプスにしてはめずらしく50点以下のトイレだった。あとは上高地まで降りるだけだ。ロープウェイで降りる人がほとんどなのか私たち以外に人はいない。うねうねとひたすら降りていく。下りは嫌いだ。1時間ちょっとで登山口に到着。全員無事降りてこられたことが本当にうれしかった。
少しまったりとし、3時ごろバスに乗る。車に戻り新島々ちかくの温泉へ入る。そして1000円高速で大学へ帰った。1年生本当にお疲れ様でした。
ちなみに穂高岳山荘のテン場の札はテントマットの間に挟まっていた。来年返却しに行こうと思った。